2021-06-01 第204回国会 衆議院 環境委員会 第13号
一方、自然海岸、天然干潟は、生物の多様性が高くて海水もきれいであるということです。 人工で造った、埋立て、人工で造成した干潟はなかなか生き物はすまないのではないかとの指摘に対して、環境局長からは、確かに、人工構造物につきましては、それを造ったときすぐにそこに生物相ができるということは難しいとの答弁でありました。 人工干潟を造成すれば、一時的にせよ、貴重な生態系は奪われます。
一方、自然海岸、天然干潟は、生物の多様性が高くて海水もきれいであるということです。 人工で造った、埋立て、人工で造成した干潟はなかなか生き物はすまないのではないかとの指摘に対して、環境局長からは、確かに、人工構造物につきましては、それを造ったときすぐにそこに生物相ができるということは難しいとの答弁でありました。 人工干潟を造成すれば、一時的にせよ、貴重な生態系は奪われます。
また、自然海岸につきましても、再生されたものについては把握してございません。
一方、百メートルも離れていない隣の自然海岸では、瀬戸内海の夏の海としては、海水は比較的きれいだ。隣り合っている人工干潟と自然海岸でなぜこんなに水の透明度が違うのだろう。その理由は人工干潟には生き物がいないことであると。自然海岸の方は、カキが岩や石にくっついていて、ごろごろしているし、砂を握るとアサリやオニアサリ、ソトオリガイなどの二枚貝がいる。泥の表面の穴からはマテガイが水管を出している。
カーミージーは、この宜野湾沿岸の中でも残された数少ない貴重な自然海岸の一つであります。また、このカーミージー一帯は、身近なサンゴ礁として、従来より、港川自治会を始めとする様々な主体が連携して、地元の小学校の教師向けの環境教育講座及び児童向けの環境学習講座や自然観察会などを行っていると伺っております。
浦添市の、カーミージーと言いまして、空港から、那覇空港に着陸するときにはちょうど左側に、都市景観からぱっと自然海岸が見えるようなところ、儀間先生の家も近くにございます。
本年四月に開催された移設協議会では、代替施設の配置案につきまして、環境を重要な項目とした評価結果が報告されるとともに、協議会で示された配置案においては、御指摘の自然海岸カーミージーは自然環境を保全する区域とされておるところでございます。
地元浦添市では、自然海岸、カーミージーの保全の強い要望がございます。イノーと言われるサンゴ礁に囲まれた浅い穏やかな海、イノーは昔から海の畑とも言われ、小魚、貝、海藻など、海の幸など、豊かな場所として大切にされてきたと伺っております。地元の港川自治会の取組で、子供たちもカヌーを楽しんでいるということであります。
自然海岸というのは、割合で見ればもう日本では半分を切ってしまうぐらい、現在自然海岸がないという状況がございますので、そういったところにまたいろんな絶滅危惧種が出てきているというところがございます。
よく茂った亜熱帯林から流れ出る自然度の高い川、その河口に発達するマングローブ林、湾を縁取る自然海岸、砂浜と岩礁と干潟、よく発達したサンゴ礁とその内側に発達する海草藻場、湾内の深みに広がる細かい砂の底、砂底や砂の泥の底、ガレ場、それらが国内ではここでしか見られない極めて特徴的な生態系をつくり出しています。
瀬戸内海の水質環境が著しく悪化したのは、現在も続けられている埋め立てによって、干潟や藻場などの水質を浄化する自然海岸などが失われたことも大きいと先ほども申し上げたとおりであります。 では、質問いたします。 第十三条や基本方針の趣旨が埋め立ての抑制に反映されてきたか、現状に対する認識を伺います。
今も大臣お答えになりましたけれども、埋め立てによる自然海岸の減少が藻場や干潟の減少となって、水質の自然浄化、生物の生息などに影響しているわけですから、遊休地の垂直護岸をそのままにしておくよりも、確実に豊かな海にしていくことに資すると思うんです。
非常に広大な藻場や干潟、自然海岸、浅場が埋立てやられてしまったわけです。例えば関西空港、それから神戸空港の建設では、大量の埋立てがやられたために海流が変化して大阪湾の水質が悪化して、なかなか改善されておりません。あるいは、米軍の岩国基地の滑走路の沖合拡張ですね、広大な藻場が埋め立てられて水産資源に重要な影響を与えています。
改めて、瀬戸内海の生物多様性、生態系を守るために、せっかく残されている藻場や干潟、自然海岸、浅場、これ以上埋め立てない、埋立ては特別必要がない限り原則禁止にすべきだということを指摘して、時間が来ましたので質問を終わります。
本法案による改正を受け、今後、海岸保全基本方針についても、海岸域の自然環境、生物多様性をより重視し、自然海岸を保全する方向で改定すべきではないかと考えますが、いかがですか。
日本の海岸線の約四七%は既に人工海岸及び半自然海岸となっており、現存する自然海岸は極めて貴重であります。 そこで、環境省にまず質問をいたしますが、環境省は海岸域の自然環境についてどのように認識されておられますか。また、環境省と海岸法はどのような関係にあるのでしょうか。そして、防潮堤など海岸保全施設の整備は、環境影響評価法、いわゆる環境アセスの対象とはなっておりませんが、どのような理由でしょうか。
本法案により、緑の防潮堤が免罪符となって、安易な海岸保全施設の整備と自然海岸の破壊が進むことにはならないでしょうか、伺います。
環境保全に関しましては、同じく施行通達におきまして、埋め立てそのものが水面の消滅、自然海岸線の変更、潮流等の変化、工事中の濁りなどに関し、海域環境の保全、自然環境の保全、水産資源の保全等に十分配慮されているかどうかを審査することというふうにされております。
埋め立てと並んで、自然海岸線の風景に影響を与えているのが海岸事業の中の養浜というものであります。私も、初めて海岸事業の養浜というものを勉強してわかったわけですが、これはどんな事業ですか。そして、海浜事業の養浜は、今沖縄ではどのようになっているんでしょうか。その実績を示していただきたいと思います。
先ほど私が意見で述べさせていただきましたように、沖縄では、比率でですけれども、全国一の埋立県でございまして、自然海岸がどんどん消失しております。沖縄は、もちろん基地関連の収入もあるわけですが、今一番大きな収入は観光でございます。観光はすばらしい海があってこそでございまして、自然海岸がどんどんなくなっている中で、残された貴重な海がこの辺野古の海なわけです。それが評価ランク1ということでございます。
「瀬戸内海の環境の保全に関する府県計画の変更への同意について」という環境省が発表されたものがあるんですけれども、瀬戸内海環境保全特別措置法に基づいて、各府県が瀬戸内海の環境の保全に関してさまざまな計画変更案を作成して、それに対して環境相が同意をしたということで、その同意についての「瀬戸内海環境保全基本計画変更の概要」という、いわばマスコミに報道された資料の中の第一に、計画の目標等に、藻場、干潟や自然海岸等
先ほど述べた三番瀬の浦安の場合には、階段護岸を撤去して自然海岸に戻すためには、その後背地の開発をやめて公園化する必要があるわけですが、浦安市だけではとても土地を買い取れないということです。 それから、アサザプロジェクトの場合、休耕田を借り上げて、冬も流入河川から水を環流させて水質浄化を図るとともに、大幅に減ってしまったオニバスを育成して、その群落の復活を図っています。
現地では、それをはがして自然海岸に戻したいという市民の願いがあります。埋立地の先端に近い部分は都市整備公団が所有していますけれども、まだほとんど売れ残っていて未利用地となっています。そこを公園にすれば、その前面を自然海岸に戻すのが可能ではないかという提案が市民側から出されております。当然、その市民が公園化やコンクリートの除去という事業の実施者になれるわけはありません。
といいますのは、自然海岸は埋め立てもしくは護岸工事によってほとんどなくなっている。それからもう一つ大きなのは、海砂、海砂利の採取の問題です。この点については、私は前にも委員会で質問したのですけれども、瀬戸内海の場合、これはもう一つ別に瀬戸内海環境保全法があって、そちらでもカバーしていくということになって、そこでも海砂利の問題がありますけれども、今、この海砂利の採取計画はどうなっていますか。
一つは、やはり沿岸域での開発に伴う藻場だとか干潟の埋め立て、海砂利の採取、自然海岸の減少、繁殖や保育の場が少なくなってきているという漁場環境の悪化という点が挙げられます。 それから二つ目には、やはり漁獲能力の向上、言葉はきれいですけれども、ちょっととり過ぎということがございます。それには、漁船が大型化をし、漁労機器も高性能化をしているという点がございます。
言われたように、一度壊してしまえば、この環境を復元するというのは、何か自然環境の再生・修復のための事業を推進と言われておりますが、それより大事なことは、今残された貴重な自然環境状況、自然海岸というものを残すことに努力をすることこそ大切なことで、そういうスタンスに環境省が変わってほしい。
例えば、自然海岸の状況を見ても、自然海岸の保全度は瀬戸内海海域全域でもう二一%ぐらいしか残っていない。ところがこの海岸、海域は、自然状態のままで七五%が保全されている状況があるわけですね。 そういう海域の中に、先ほど言いましたようにスナメリも非常に回遊している。これは前に一度大臣にも、地元の新聞社の写真をぜひ見ていただきたいということをお話ししましたけれども、親子のスナメリが回遊をする。
これは、沿岸域の開発、藻場、干潟の埋め立て、それから海砂利の採取、自然海岸の減少、こういったようなことが相当あろうかと思います。 それから、御指摘がありました漁獲能力の向上、先ほどエンジン出力の話をして、ここ二十年ぐらいの間に総体でも船一隻当たりでは二割ぐらい上昇しているという話を申し上げました。
それは、沖縄の自然海岸が埋め立てられて面積の増加率が一番になっているのです。今、沖縄市の泡瀬地域という干潟が、国の港湾開発事業の土砂の捨て場として埋め立てが始められようとしております。既に事業認可も受けているわけですが、この問題にも強い関心を持っていただいて、取り組みをお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。
ある市民団体の調査によれば、自然環境が昔と比べて悪くなったと考える人は九〇%、自然海岸をぜひ残してほしいというふうに思っていらっしゃる方は九五%です。今、自然環境を残していくということはもうぎりぎりのところに来ていると思います。